あっという間にもう9月、秋ですね。
さんまのおいしい季節となりましたね☆
本日も、機械式時計の世界により興味を持っていただけるよう、腕時計の基本用語や専門用語を解説していきたいと思います。
本日は、さ行の「し」①です!
GMT
グリニッジ標準時間のこと。
時針と、24時間で1周する24時間針(GMT針)、24時間表記のベゼルなどを用いることで、任意の第2時刻以上の時刻を同時に読み取ることのできる機能。
1884年、国際子午線会議でイギリスのグリニッジ天文台での天体観測を元に決められた時刻で、日本時間はGMTの+9時間である。
Greenwich Mean Time(グリニッジ・ミーン・タイム)の略。
COSC
スイス公式クロノメーター検定協会。
クロノメーター検定は15昼夜に渡り、5つの姿勢差と3つの温度差のもと日差-4秒~+6秒以内におさまっているかがチェックされる大変厳しいものである。
シェラック
時計のムーブメントのパーツであるアンクルに、ツメ石を固定する際用いられる接着剤のこと。
この天然の接着剤は、東南アジアや南アジアに生息するラックカイガラムシの殻を原料として作られている。
別の名でセラックとも呼ばれる。
指針
時針・分針・秒針などの針を指す。ハンドとも呼ばれる。
アロー針、ペンシル針、リーフ針、バトン針、ドルフィン針、モダン針、メルセデス針、コブラ針、ブレゲ針、スペード針などがある。
磁化
時計が磁気を持ってしまうこと。時計を磁力の強い機器などに近づけたりすることによって起きる。
時計内部のパーツは磁気を帯びやすく、磁化が原因で時計のリズムが狂ったり、精度に悪影響を与えることがあるっが、磁気抜きの処理をすれば元に戻すことができる。
姿勢差
時計の向きやポジションの変化により生まれる、時計の精度差のこと。
ムーブメントにかかる重力の方向が違ってくることが要因となる。
置き時計や掛け時計とは違い、常に装着者の腕の動きなどにより向きが変わってしまう腕時計は、誤差が生じやすい。この誤差を軽減するための機構として生み出されたのがトゥールビヨン機構である。
自動巻きムーブメント
機械式時計のムーブメントに内蔵されているローターが、腕の動きなどに合わせて回転し、それが歯車類に伝達され、主ゼンマイが自動的に巻き上げられる機構のこと。
一般的な構造として、ローター、切り替え車、伝え車、減速車、減速中間車、角穴車、香箱真、ゼンマイの順に力を伝達する。
主ゼンマイのトルクが安定するため精度を出しやすい上、手巻きとは違い、ゼンマイの「巻き止まり」がないことが大きなメリットといえる。
この機構は様々なメーカーが、切り替え車式やマジックレバー方式など様々な方式を考案している。
次回は機械式時計の専門用語、さ行の「し」②です。
知識とともに素敵な時計を身に着けて、より魅力的に☆