2016年も残り2カ月を切りましたね。
少し前に話題になっていましたが、来年2017年はなんと祝日が土曜日と4日も被り、お休みが少ないようです!!
・2月11日 建国記念の日→土曜日
・4月29日 昭和の日→土曜日
・9月23日 秋分の日→土曜日
・12月23日 天皇誕生日→土曜日

お仕事によっては、がっかりの方と嬉しい方に分かれそうな情報ですね!

さて、機械式時計の世界により興味を持っていただけるよう、腕時計の基本用語や専門用語を解説していきたいと思います。
本日は、た行の「て」です!

-て-

定革(ていかく)

腕時計のベルトの剣先を通し固定するためにベルトに付けられた輪のこと。
この、固定されている定革に対し、固定されず移動できるものは「遊革」と呼ぶ。
腕時計を脱着する際の定革への負担は遊革以上に大きいため、消耗品として定期的な交換が必要となる。

テスター

機械式時計から聞こえてくるアンクルとガンギ車が接触している時に発生する「カチカチ」という刻音を拾うことで、テンプの振り角など、時計の精度や調子を調べる装置の総称。
ウィッチ、ビブログラフなど、メーカー名で呼ばれることもある。

手巻きムーブメント

機械式時計の動力源であるゼンマイを、リューズを使い手動で巻き上げる仕組みの時計。

テレメーター

花火や雷など、音速と光速の速度差を利用し、ふたつの地点の距離を計測できる機能のこと。
またはそのためにベゼル外周や文字盤内に設けられた目盛りのこと。
主にクロノグラフが搭載された時計に見られる機能である。
例えば、雷が光った瞬間に計測を開始し、音が聞こえた時点で計測を停止するだけで、現在位置と雷との距離を算出することができる。

デュアルタイム

1つの時計で2つの時間を表示できる機能。
一般的にダイアル上の小さなサブダイアルで第2の時間を表示しているものが多い。
中には、表裏に2つの時計が組み込まれている時計、3つの時間を表示するトリプルタイムになっている時計もある。

テン真

テンプの部品のひとつであるテン輪の中心にある軸。

電波時計

10万年に1秒の誤差しか生じない原子時計をもとに送信される電波を受信し、自動的に時刻や日付を修正する機能をもつ時計のこと。
毎日電波を受信して自動調整することで、ほとんど誤差の生じない非常に精度の高い時計とされる。
日本では、茨城県三和町にある総務省通信総合研究所の原子時計により刻まれている標準時の周波数電波を受信し、精度修正が行われている。

テンプ

機械式時計の心臓部分となるムーブメントの調速装置のこと。
テン輪、テン真、ヒゲゼンマイなどの部品からなる。
規則正しい回転運動を行い、アンクルからの反復運動を調節・制御して、一定速度の振動を保つ役割を担うパーツ。
また、ヒゲゼンマイの長さを変えたり、テン輪に付けられた精度調整用の錘で慣性モーメントを変えたりすることで、時計の進みや遅れを調整することが可能である。
単一金属テンプと切りテンプの2種類がある。

テン輪

テンプの部品のひとつで、円形の金属の部分のこと。
一般的に真鍮製の金色をしている。
振り子に例えると錘に相当するパーツ。

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次回は、た行の「と」基本用語や専門用語の解説です。
知識とともに素敵な時計を身に着けて、より魅力的に☆