ついこの間まで日中の最高気温が30℃を超えていたと思ったら、急に肌寒くなりましたね!
やっと秋らしい気候になったような気がします。
皆さま夜おやすみの際は温かくして風邪など引かれぬように気を付けてくださいませ☆
さて、本日も機械式時計の世界により興味を持っていただけるよう、腕時計の基本用語や専門用語を解説していきたいと思います。
本日よりた行に入りまして、「た」です!
耐磁時計
強い磁力にさらされても、時計のムーブメントが磁気を帯びない構造になっている時計のこと。
一般的にはケースが耐磁構造となっている。
ダイアル
時計の文字盤のこと。
時刻を表示する目盛や数字、マークなどが記されている部分で、様々な素材やデザインのダイアルが存在する。
フェイスと呼ばれることもある。
ダイバーズウォッチ
潜水時にも着用できるように防水処理が施してある時計。
最低100m以上の防水性能など、ISO(国際標準化機構)やJIS(日本工業規格)により規格が厳密に定められており、それらをクリアしなければならない。
耐久性、視認性、耐塩水性なども兼ね備えている場合が多い。
また、ダイバーのために潜水時間計測用の腕時計として回転ベゼルを備え、深海でも時間がわかるるよう蛍光文字盤が使用されているものが多い。
タイミング
機械式時計の用語においてタイミングとは時計の機能の誤差、歩度、姿勢差、日差、月差、年差などの総称であり、精度のことで、時計の機能の安定性や正確性のことをさす。
タイムグラファー
機械式、クオーツ式、音叉式時計の歩度を計測する測定器。
タキメーター
クロノグラフのダイアルやベゼルに記された目盛を指す。
スピードや平均時間、生産効率などを1分以内の計測で簡単に算出するための目盛りである。
脱進機
調速機構のことで、輪列とテンプの間にあり、ガンギ車、アンクル、振り石から成る。
テンプまたは振子などの振動を持続させるためにそれらに間欠的な力を与える装置。
一定の速度間隔で歯車を1歯ずつ回転させる装置であり、機械時計の正しい歩度を維持する。
動力伝達輪列の最後にあるガンギ車の特殊な角度を持つ歯先とアンクルの二つ爪が左右交互に嚙み合い、ガンギ車からの力がテンプや振子に伝達される。
種類も多種多様だが、現在はクラブツースレバー脱進機(1754年にトーマス・マッジが発明したレバー脱進機を改良したものでスイスレバー脱進機とも呼ばれる。)が最も多く用いられていると言われている。
ダニエル・ジャンリシャール
スイス時計史における黎明期に現れた「スイス時計産業の父」といわれている天才時計師。
1665年、ル・ロックル近郊に生まれ、1688年、イギリス人の馬商人に懐中時計の修理を依頼されたことをきっかけに同じ時計を作り上げたといわれている。
時計工房を構えた後に次世代の育成や生産体制を整備することに尽力した人物。
1995年、このダニエル・ジャンリシャールに敬意を表し、彼の名を冠するブランドが設立された。
伝説の時計師とも言われるダニエル・ジャンリシャールの精神は現在も受け継がれ、ブランドアイデンティティー「フィロソフィー・オブ・ライフ」のもと、時計がつくられ続けられている。
WPHHグループ
World Presentation of Haute Horlogerieの略で、フランク・ミューラーが中心で、ECW、ピーエルクンツ、マーティン・ブラウンなどのブランドや、時計工房と学校を傘下に持つグループ企業。
スイス、ジュネーブにあるウオッチランドで毎年バーゼルワールドに合わせて新作を発表をしている。
ダボ押し
時計のケースの側面にある、時刻を合わせるボタンのこと。
1900年代初頭の腕時計や懐中時計に見られるもので、リューズを引いて時刻合わせが出来ない構造の場合は、ダボ押しを押しながらリューズを回す。
短針
時刻の時間だけを指し示す針のこと。一般的に分針よりも短くデザインされており、時針とも呼ばれる。
機械式時計の専門用語、次回は た行 「ち」です。
知識とともに素敵な時計を身に着けて、より魅力的に☆じ