毎日暑い日が続いておりますが、機械式時計の世界により興味を持っていただけるよう、腕時計の基本用語や専門用語をわかりやすく解説していきたいと思います。
本日は、「い」~「う」です!

-い-

石とは、高速回転する歯車やテンプの軸などに、機械式ムーブメントの摩耗の激しい部分にはめ込まれる人工宝石、受け石や穴石のこと。 一般的に人工ルビーや人工サファイアなどが使用されることが多い。
カタログや時計本体のムーブメント、裏蓋などに「20石」や「20J」などと表記されている場合、その時計には20個の石が使用されていることを表す。
石が多い方が高級と思われがちだが、必ずしも石の数と機能制が比例しているというわけではない。

インサイドベゼル

時計のインデックス外周に取り付けられるベゼルのことで、目盛が施されているもののこと。
別の名でインサイドリング、インナーベゼル、インナーリングなどとも呼ばれる。
モノグラフやダイバーズウォッチ、ワールドタイムモデルなどに採用されることが多い。

インダイアル

ダイアル(文字盤)内にある、小さなダイアルのこと。スモールダイアルともいう。
秒を示すスモールセコンドや、クロノグラフ搭載機における30分積算計または12時間積算計などが代表的。
カウンター、レジスター、サブダイアルと表記されることもある。

インデックス

時刻やクロノグラフの経過時間を示すための、ダイアル上の時や分を示す目盛りや数字、マークのこと。
アワーマーカーや時字とも言われることもある。
その種類は豊富で、アラビア数字やローマ数字、丸型や棒状のインデックスなど、様々なタイプがある。

-う-

受け

時計の歯車やテンプの真軸を支える金属のプレートのこと。
時計の部品を固定・保持する役割をする。
支えがふたつ以上あるものをブリッジ、ひとつのものをコックと区別して呼ぶこともある。

裏蓋

水分やホコリなどからムーブメントを守るために時計のケースの裏側を密閉している蓋のこと。
一般的にはケースと同じ素材が使用される。
より高い機密性を保つことのできる、ねじ込み式のスクリューバックやはめ込み式のスナッチバックなど、中のムーブメントが透けて見えるサファイアクリスタル等の素材を用いた、シースルーバック(トランスパレントバック)と呼ばれるものもある。

うるう秒

原子時計によって決められている協定世界時(UTC)と、地球の自転によって生じる時間の誤差を±0.9秒以内に保つために調整を行う際に、足し引きされる1秒間のこと。
その調整は、パリにある国際地球回転観測事業(IERS)が行っており、電波で通報している。
1972年から開始された。

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