皆さんこんにちは!
弊社では「高級腕時計」をレンタルしておりますが、そもそもどうしてそんなに高いの?なんて疑問を、一度はお持ちになったことがあるのではないでしょうか?
今回は、高級腕時計初心者の方にもよくわかる、クオーツ時計に比べて、機械式時計が値段が高い理由について書いていきます♪
単に時刻を知るための道具ではない
ただ時刻を知りたいだけならば、携帯電話やスマートフォンでも十分に正確な時刻を知ることができるこの時代に、腕時計がなくならないのは何故でしょうか?
デジタル化が進んだ現代社会では、機械式時計は単に時刻を知るためだけの道具ではありません。
「機械式時計」というひとつのアイテムの中には、デザイン性やブランド品としての価値だけではなく、様々な機能が詰め込まれ、さらにはそれぞれのブランドの歴史や技術、開発者のこだわりや物語を秘めています。
ひとつひとつの時計が生まれた背景や、搭載されている機構に込められた意味にロマンを感じ、ある種の芸術品のような感覚で魅力を感じる人が多いので、機械式腕時計はいまだなくならなず、売れ続けているのだと思います。
中には、発売当初の価格よりも高くなっている時計も少なくありません。
では、クオーツと機械式はどんな違いがあるのでしょうか?
機械式とクオーツの大きな違い
腕時計は大きく分けて、ゼンマイで動く機械式時計と、電池で動くクォーツの2種類に分けることができます。機械式時計とクオーツ時計には、大きく分けて次の4つの違いがあります。
- ムーブメントの違い
- 精度の違い
- コストの違い
- 寿命の違い順に見ていきましょう!
1.ムーブメントの違い
まず最初に、どうやって時計が動いているかの違いです。
機械式時計はゼンマイが解ける力を利用して針を動かしています。
一方、クオーツ時計は電池の力で針を動かしています。2.精度の違い
単純に時計の正確さや精度となると、機械式時計はクオーツ時計に遠く及びません。
非常に優れた機械式時計とされているモデルであっても、1日の誤差は数10秒程生まれてしまいます。
一方クオーツ時計の精度は、年に数10秒程度の誤差しかありません。
時計の精度だけを求めるのであれば、機械式時計よりもクオーツ時計を選んだほうが良い、ということになります。3.コストの違い
時計の真の価値、それはその中身によって決まります。値段に値する複雑な機構であり、それを開発・製作するには、熟練時計師の高度な技術が必要になってきます。
コンプリケーション(Complication)とは日本語で「複雑」という意味ですが、時計の世界の用語としては、「複雑機構」すなわち「非常に高度な技術が込められている時計」のことをさします。
特殊で複雑な機構を積んでいる時計は、どれも簡単に手の届くような金額ではありません。
数ある複雑機構の中でも、特に複雑と言われているのがトゥールビヨン、ミニッツリピーター、パーペチュアルカレンダー、スプリットセコンド・クロノグラフです。
この4つの機構は4大コンプリケーションと呼ばれ、それらを搭載している時計は数百万円~1億円以上の値段がつけられています。
ここでは敢えて詳細については触れませんが、これらは知れば知るほど奥が深く、非常に魅力的な、知ったら語りたくなるような機構ばかりです。
熟練の職人さんにしか作れない機械式時計は、クオーツ時計とは比べようもないほどの時間や、手間、技術がかけられており、ひとつの機械時計を作るためには、シンプルなものでも100以上の特殊な部品が使われているため、その分コストは上がります。また、機械式時計もクオーツ時計も、やはり全くメンテナンスをしないで良いという訳にはいかないと思いますが、オーバーホール面で見ても、機械式時計はクオーツ時計に比べて高くなります。
しかし、その時計をメンテナンスできる技術を持った職人さんがそれだけ少なく、スゴイ時計なんだと実感する瞬間でもあるでしょう。4.寿命の違い
機械式時計とクオーツ時計では、そのムーブメントの違いから寿命にも差が出ます。
クオーツ時計の場合は10年、20年使うという事を考えると、回路が焼き切れてしまい、ムーブメントを全て交換しなくてはならなくなります。しかしその時、ムーブメントの供給が続いていないことが多い、という問題があります。
一方機械式時計は、メンテナンスを怠らなければ、その時計を手にした瞬間から、一生使い続けられるところにあります。
メンテナンスも永久的に保障してくれるメーカーが多く、子や孫…と時代を超えて受け継ぐことも可能です。
いかがでしたか?
機械式時計の値段が高い理由、少しはおわかりいただけたでしょうか?
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