皆さんこんにちは!関東も梅雨入りしましたね!
今年は空梅雨か?!なんて言われていますが、雨の日も安全な運転ができるよう、車のメンテナンスについてご紹介いたします♪
第2回目の本日は、タイヤ編~ハイドロプレーニング現象を防げ!~です☆
ハイドロプレーニング現象の原因
雨の日の運転で、走行中に突如ハンドルやブレーキがコントロール不可能な状態に陥るハイドロプレーニング現象。こわいですよね…!!
怖いだけで済めばまだしも…大事故になりかねませんので、日頃のメンテナンスで絶対に防ぎましょう!
まず、ハイドロプレーニング現象はどうして起きるのか、仕組みを知っておくのも大切です。
路面に水が溜まっている状態のとき、タイヤは溝を通し排水をしながら、路面をつかんで回転しています。
しかし、走行速度が速いとタイヤの排水が追いつくことができず、タイヤが水の上を滑る状態になり、ハンドルやブレーキが効かなくなります。
これが、ハイドロプレーニング現象です。
原因1.走行速度が速い
原因2.深い水たまりに入ってしまう
原因3.タイヤの溝が残っていない
原因4.タイヤの空気圧が低い
これらを未然に防ぐ防策として…
日頃からできる予防策
☑タイヤの溝が浅くなる前に交換する
☑タイヤの空気圧が低くなっていないか確認する
● タイヤの溝の役割
水のたまった路面で、タイヤが水が排水する際、水はタイヤの溝に集められて進行方向へと排水されていきます。そのため、溝の深さは正常に排水できるかという点でとても重要になってきます。
新品のタイヤの溝は8~9ミリほどの深さがあります。
以下が「道路運送車両に関する保安基準第9条」で定められている摩擦限度です。
【自動車タイヤの摩擦限度】
■乗用車用タイヤの場合 1.6mm(高速道路・一般路ともに)
■小型トラック用タイヤの場合 2.4mm(高速道路)1.6mm(一般路)
■トラック・バス用タイヤの場合 3.2mm(高速道路)1.6mm(一般路)
タイヤの側面に△のマーク付近の接地面の溝底には1.6mmの高さでゴムの盛り上がっている、スリップサインと呼ばれる部分があります。
タイヤの溝が減ると、このスリップサインが確認できるようになっていますので、すぐにタイヤ交換の目安になります。
● タイヤの空気圧の役割
空気圧が適切でないと、ハイドロプレーニング現象だけでなく燃費が悪くなったり、偏摩耗が起きやすくなります。
事故や操縦性や安定性の悪化の原因ともなり、大変危険です。
雨の日に、空気圧が不足していると、タイヤ中央部が路面にきちんと接地できず、溝からの排水の効率も悪くなります。
空気圧は適正値を心掛け、低くならないように注意しましょう。
空気圧の点検は、ディーラーや自動車修理工場、カー用品店、ガソリンスタンドなどでお願いすることもできますし、セルフのガソリンスタンドでご自身でも簡単にチェックできますので定期的に行う習慣をつけておきましょう☆
もしも起きてしまったら…
結論から言うと、
何もせずタイヤの回転に合わせて徐々に減速していくのを待ってください。
パニック状態になってしまいがちですが、徐々に減速してカーブなどでタイヤのグリップが回復するのを待つのが一番安全でしょう。
しかし、そんな危険な目にできれば遭遇したくないですよね。
そのためにも、未然に防ぐのが一番かと思いますので、メンテナンスを日頃から行いましょう!