皆さんこんにちは!

本日は、ベルトの種類とそれぞれのメリットについてです!
時計を選ぶ際、ベルトの素材は見た目だけではなく、生活スタイルによっても相性があり、非常に重要になってきますので、是非参考になればと思います。

ベルトとは…

時計を腕に装着する為の部品。
その素材は革やラバーの場合は「バンド」「ストラップ」と呼ばれます。
また、金属製の場合は「ブレス」や「ブレスレット」と呼ばれています。

本日は、革製のベルトの種類とその特徴についてです♪

-革製ベルトのメリットどデメリット-

まずは、革製ベルトのメリットとデメリットから見ていきましょう!

【メリット 】
・軽い
・カラーバリエーションが多い
・スーツに合う
・エイジング(経年変化)によって味が出る
【デメリット】
・お手入れが必要
・汗をかくとにおいを吸いやすい
・水に弱い

-革製ベルトの種類と特徴-

ひとことで「革製」と言っても、その種類は多く、それぞれに特徴があります。

■ワニ 
爬虫類の中でも革の王様といわれているワニ。
北米ルイジアナ産アリゲーター、東南アジア産のクロコダイル、中南米産のカイマンクロコなど…ワニの中でもさらに種類が分かれます。
その中でもクロコダイルは最高級とされています。
ワニ皮は革バンドの中では水や汗に強く比較的丈夫だといわれています。

■リザード(トカゲ)
世界各地に3000種類が生息しているトカゲの中で、リザードバンドの素材にはベンガル、リングマーク、オーバル、テグー、アグラなど、数十センチから1mを超える大型のトカゲが使用されています。
自然な光沢があり、模様は特徴的ですが斑の目が細かく、見た目のインパクトは控えめながらも繊細なイメージを醸し出します。
発色が良く、丈夫で傷が目立たない素材として様々な製品に使われています。
バンドの中では高級感があり値段がリーズナブルで、ワニ革と同様軽量で丈夫という特徴も併せ持っており、シーンを選ばず使える人気の高いベルト素材のひとつです。

■パイソン(ヘビ)
連続的な斑紋や模様があり、他の皮革にはない美しさ、ワイルド感がありエキゾチックレザーの代表格として扱われています。
丈夫な素材のため、お手入れをすれば長く使うこともでき、色の経年変化を楽しむことができます。

■カーフ(仔牛)
生後6ヶ月以内の仔牛皮のこと。
非常に柔らかい風合いを持つ、キメが細かく薄い、牛皮の中では最も高価な部類です。
型押しなど色々な加工が可能な素材です。
カーフ以外にも、牛皮の種類は
・6ヶ月から2年ぐらいの皮をキップ
・生後2年以上のメスの成牛の皮をカウ
・生後3ヶ月〜半年以内に去勢し生後2年以上経過したオスの皮をステア
・生後3年以上経過したオスの成牛の皮をブル
などがあります。
時計バンドに使用されている、材質はカーフが多いです。
低価格で、使いやすく、肌あたりもよく、時計だけでなく靴やかばん、ベルト、家具などにも用いられます。

■バッファロー(水牛)
南アジア原産の水牛の皮のこと。
牛の仲間ですが、水牛は水浴びを好み、水の中にいることが多い生態から、牛よりも水や汗に強く、丈夫で大きなシボが(皮表面のしわ)があるのが特徴です。
やわらかく加工が施しやすく、防水時計によく用いられます。

■コードバン
馬の腰部の皮のことで、馬の他の部分の皮とは性質が異なり繊維組織が非常に緻密です。
見事な光沢をもち、牛革の2倍ともいわれる丈夫さを持っています。
コードバンはその希少性、美しさ、強靭さから、革のダイヤモンドとも呼ばれ、革の中でも最高級、別格の革です。
以前は時計のバンドとしてよく使われていましたが、 加工しにくいことなどから現在腕時計のバンドとしては珍しい素材となっています。
紳士靴、ランドセル、財布、かばんなどに使われています。

■ラム
仔羊の皮。
中央アジアが原産で、その種類は非常に多く、その独特のしなやかさから衣類などによく使われています。
肌なじみが非常によいのですが、水、汗に弱く、時計のベルトの素材としては希少な素材となってしまいました。
薄くて軽い、しなやかな素材は価格が少し高めですが、薄手の時計にはよく合います。

■ピッグスキン
日本でよく食される革で国産の豚革は良質で海外へ輸出されています。
表面は特有の霜降り状の模様が個性的で、非常に肌なじみがよく、たくさんある皮素材の中でも、人肌に一番近い素材といわれています。
薄く柔らかく、衣料によく使われています。
バンドにおいて豚皮の茶系の色合いは珍しく独特で、中でもキャメル色に人気があります。
薄めの色のバンドは汗跡が残りやすい為、汗をかかない季節の使用がおすすめです。

■オーストリッチ
南アフリカに生息する世界最大の鳥、ダチョウの皮。
皮質は重厚で丈夫です。羽を抜いたあとの羽軸模様が特徴的で、この模様のある部分は背中の1部だけと希少な皮です。
薄茶、キャメル色が人気です。
ピッグスキン同様薄めの色のバンドは汗跡が残りやすい為、汗をかかない季節の使用がおすすめです。

■シャーク
皮革となる部位やサメの種類によってシボの質感は変わってきますが、頭から尾にかけ、連続した細かな網目状に広がるシボの質感が人気です。
見た目のインパクトとは裏腹で、柔らかめ、頑丈で水に強いサメの皮は、腕時計のバンド以外にもかばんや財布、ベルト等の素材として使われています。

少し長くなってしまいましたが…
革製ベルトの種類について少しおわかりいただけたでしょうか?

次回はラバーベルトの特徴についてです♪
それではまた★

ラバーベルトの特徴についてはこちら

金属ベルトの特徴についてはこちら

いろいろな種類の時計を身に着けたい方必見!